土曜日のSankei Expressより
「佐藤優の地球を斬る・外務官僚の不作為が招く
択捉島の危機的状況」
毎週土曜日に元外務省主任分析官・作家の佐藤優氏に
掲載されているコラムである。
時がソ連邦の崩壊から、エリツィン大統領のロシアに
移行した際に北方4島の返還に向けて話し合いが前進
していたが、大統領が代わればまた方向は違う方向へと
進んだ。
佐藤氏によれば、「過去の了解を覆そうとする策動が
ロシア一部勢力により行われている。残念ながら、それを
阻止する措置を日本外務省はとってない。外務官僚はただ
指をくわえて事態を眺めているだけだ。」(本文のまま)
佐藤氏は先日、盟友でもある新党大地代表の鈴木宗男
衆院議員(61)が北方四島訪問団の代表として国後島と
択捉島を訪れた際の顛末について述べている。
誠にロシア側の不誠実かつ不快な対応の一部始終が
記載されているのだ。
・ロシア側代表のラズミシキン・クリル地区長は会談の地・
択捉島に3時間遅れで上陸した。
・地区長の「隣人の土地を横取りしないで下さい。行政府を
代表して抗議する。このことは(ラクイラ)サミットにも届いて
いる。ビザなし交流も(日本側)の法案を取り消さない限り
受け入れない。」
以上の盗人猛々しい発言に宗男センセイも「北方四島は
日露の最高首脳が未解決の係争地域であることを認めて
いて、(中略)過去の全ての宣言、声明に基づき、この問題を
解決することになっている。(中略)あなた(ラズミシキン氏)の
言っていることは間違いだから、正しく理解してもらうため話を
した。ビザなし交流も日露政府間で決めたことだ。北方四島は
アイヌ民族が先住民族であり、かつ日本国民である。この厳粛な
歴史の事実もしっかり理解しろ。」と啖呵を切ったそうである。
佐藤氏が現役外交官時代にはロシアの行政府関係者には
こんな傲慢極まりない発言はさせなかったとも述べている。
「ロシア語と北方領土問題に通暁した外交官を送り込み、
ロビー活動を丹念に行ったからだ。」
米国がイラクなどで失敗しているのもこういった不作為の結果
だろうな。
外務省の連中に「公僕たるものの義務は国益を守ること」の
意味は理解できていないのか。
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